ゲームマーケット2021秋作品


今回は、サークル名が『たぬきつね工務店』ではなく、合同サークル用の名前に変更になっています。
『ホタルたぬきフェレット工房』土曜日【エ01】です。

お探しの際はご注意ください。


DTwww ダイストリテクソワロス
イベント頒布価格
2500円

DT2



◇概要

ダイスでトリックテイキングを行う、ダイストリテです。

1ゲーム9トリックのゲームを行い、できるだけ多くのトリックを取るように立ち回ります。

しかし、多くのトリックを取ったからといって勝てるとは限りません。

ゲームに勝つのは、少なくともトリックを1つ以上取り、そして、最も運が良いプレイヤーです。



◇内容物

ついたて:4枚

ダイスバッグ:1つ

ダイス:42個

赤12個・青12個・緑12個

(4面、6面、8面、10面、12面、20面各2個)

白6個

(4面、6面、8面、10面、12面、20面各1個)

勝利点トークン

◇ゲームのおおまかな流れ

1ゲーム9トリックのトリックテイキングゲームとして進行します。


最初のプレイヤーから順番にダイスを1つずつ出していきます。(トリックという)

そのなかで最も数字が小さかったプレイヤーが勝利し、自分の出したダイスを『得点ダイス』として受け取ります。

『得点ダイス』は、他のダイスと混ざらないように、わかりやすいところに置いておきます。

そして、最も大きい数字を出したプレイヤーは、次のトリックで最初にダイスを出すプレイヤー(リーダー)になります。


これを9回(9トリック)繰り返し、得点計算で最も多くの得点を獲得したプレイヤーから順に、順位をつけていきます。

順位付けが終了したら、それぞれ順位に対応した得点を受け取り、次のゲームを行います。


プレイするゲーム数は、プレイヤーの人数と同じ数だけ行います。

例えば4人プレイだった場合、全部で4ゲーム36トリックを行うことになります。



◇ゲームの準備
1.各プレイヤーはついたてを1枚受け取り、自分の前に立てます。
強弱判定早見表が書かれている側が自分の方に向くように立ててください。
※自分の側を『ついたての中、内側』、他プレイヤー側を『 ついたての外』とします。

2.ダイスの数と種類がすべてそろっているか確認して、付属のダイスバッグ(布袋)の中にすべて入れます。

3.じゃんけんなどで最初のプレイヤー(リーダー)を決めます。

4.リーダーはすべてのダイスを入れたダイスバッグを受け取ります。
そして、ダイスバッグの中を見ないように、ダイスを3個引き『ついたての外』に置きます。
※これを『公開ダイス』と呼びます。

ダイスを引いたら、左隣のプレイヤーにダイスバッグを渡します。
ダイスバッグを受け取ったプレイヤーは、同様にダイスを3個バッグから引き、ダイスをついたての外に置きます。

5.プレイヤー全員がついたての外に3個のダイスを置いたら、リーダーは、もう一度ダイスを3個引きます。
そして今度は、引いたダイスを『ついたての内側』に置き、ダイスバッグを左隣のプレイヤーに渡します。
※これを『非公開ダイス』と呼びます。

6.プレイヤー全員がついたての中に3個のダイスを置いたら、リーダーは、さらにもう一度ダイスを3個引きます
これも、『非公開ダイス』として、『ついたての内側』に置きます。

7.すべてのプレイヤーが、公開ダイス3個と非公開ダイス6個、合計9個のダイスを受け取ることになります。
問題がなければ、公開ダイス・非公開ダイス両方をすべて「そのままの位置」で振りなおします。
※常に『公開ダイス』は他のプレイヤーに見えるように、『非公開ダイス』は他のプレイヤーに見えないようにします。


これで準備は完了です。
以降、ダイスの出目が変わってしまわないように注意しながらゲームを進めていってください。


◇ゲームの進行

・ダイスを出す
手番はリーダーから始まり、左隣のプレイヤーへと手番が移動していきます。(時計回り順)
リーダーは、公開ダイスまたは非公開ダイスから任意のダイスを1つ、場に出します
そして、次のプレイヤーも同様にダイスを1つ出し、その次のプレイヤーも……と、全員がダイスを1つずつ場に出していきます。

・ダイスを出すときのルール
リーダー以外のプレイヤー(フォロワー)は、リーダーが出した『色』か『数字』のどちらか(または両方)が同じダイスを出さなければなりません
もし出したくない場合でも、リーダーが出した『色』か『数字』(または両方)と同じダイスを持っているならば、そのいずれかを出さなければなりません。

リーダーと同じ『色』か『数字』(または両方)のダイスを出す事を「フォロー(する)」と言います。
※それらを一切持っていない場合は、何でもよいので任意のダイスを場に出せますが、勝てることはありません。

つまり、常に(出せるならば)リーダーの『色』または『数字』どちらかと同じダイスを出さなければならないということです。
もちろん、両方が同じでも構いません。

・ダイスを出すときの特殊なルール:白ダイス
他の色のダイスと比べて、数が少ない『白ダイス』があります。
このダイスは、場に出すときに何色として出すか宣言しながら出さなければなりません
宣言できる色は『赤』『青』『緑』の3種類です。
『白』として出すことはできません

例:
・リーダーが『白ダイス』を出した場合
フォロワーは、手元の『リーダーが宣言した色のダイス』または『白ダイス』を宣言された色として出す必要があります

・リーダーが『赤ダイス』を出した場合
フォロワーの手元に『赤ダイス』はないが『白ダイス』があるなら、『白ダイス』を『赤』と宣言しながら出す必要があります。

上記のルールに従って、全員がダイスを場に出したあと、ダイスの強弱判定を行います。


・強弱判定
最も強いプレイヤーが得点を得て最も弱いプレイヤーが次のトリックのリーダーになります。
基本的な強弱判定は、数字が小さい方(0)が強く大きい方(20)が弱くなります。
数字が同じ場合は、後に出した方が強く先に出した方が弱くなります。

最も強いのは、リーダーをフォローした状態で一番最後に「0」を出したプレイヤーです。
最も弱いのは、「20」を一番最初に出したプレイヤーです。


A.通常判定
全員がリーダーと同じ色のダイスを出していた場合で、かつ、同じ数字のプレイヤーがいない場合はこの判定になります。
出されたダイスの中で最も数字が小さいダイスを出していたプレイヤーが、そのトリックでの勝者です
※このゲームにおける最小の数字は『0』で、10面ダイスでのみ出現する可能性があります。

そして、最も大きい数字を出していたプレイヤーが次のトリックのリーダーになります。


B.同数判定
全員がリーダーと同じ数字を出していた場合はこの判定になります。
一番最後にリーダーと同じ数字を出したプレイヤーが、そのトリックでの勝者です

そして、一番最初のプレイヤー(つまり現在のリーダー)が次のトリックのリーダーとなります。


C.複合判定
上記の判定以外は以下のいずれかのパターンになるはずなので、該当するパターンで判定します。

『単独で最も小さい数字であり、リーダーと同じ色』のダイスを出しているプレイヤーが、そのトリックの勝者です

『最も小さい数字であり、リーダーと同じ色』を複数のプレイヤーが出していた場合、その数字を一番最後に出したプレイヤーがそのトリックの勝者です

『最も小さい数字がリーダーと同じ数字』なら、色に関係なくリーダーと同じ数字を一番最後に出したプレイヤーが、そのトリックの勝者です


いずれのパターンでも、最も大きい数字を最初に出したプレイヤーが次のトリックのリーダーです。
リーダーの決定に『色』は関係ありません。

『単独で最も小さい数字だが、リーダーと違う色』だった場合、そのプレイヤーは勝利することができません
ダイスを出すときのルールとして、少なくともリーダーと同じ色または数字を出さなければなりません。
単独で最も小さい数字ということはリーダーと同じ数字ではなく、しかもリーダーと違う色ということは、色も数字も異なっているということになります。
数字が最も小さいため、次のトリックのリーダーになることもできません

『単独で最も大きい数字だが、リーダーと違う色』だった場合、当然勝利することはできませんが、次のトリックのリーダーになることができます


判定によって、そのトリックの勝者となったプレイヤーは、自身が場に出したダイスを『得点ダイス』として受け取ります
それ以外のダイスはバッグに戻し、これまでに出されたダイスの色や種類を確認できないようにします
『得点ダイス』は他のダイスと混ざらないように、そして他のプレイヤーから見える位置に置いておきます。


・得点計算
9トリック終了後(全員が手持ちのダイスすべてを場に出し終わったら)、得点計算を行います。

各プレイヤーは、ゲーム中に獲得した『得点ダイス』をすべて振ります
ダイスの出目合計が《最も大きいプレイヤー》を1位として、順位をつけていきます。
出目合計が同じプレイヤーが複数いた場合、得点ダイスの数が少ないプレイヤーが上位になります。
それも同じ場合は両方のプレイヤーが同じ順位になります。
その場合、下位の順位は繰り下げてカウントしてください。

・1位1位3位
・1位2位2位4位
・1位2位3位3位5位
・1位1位3位3位4位 など


順位によって以下の『勝利点』を獲得します。
1位:2点
2位:1点
3位:1点
4位以下:0点


・次のゲーム
まだプレイヤー人数分のゲームをプレイしていない場合は、次のゲームを行います。
次のゲームは、直前のゲーム(得点計算)で最下位だったプレイヤーをリーダーとして、《ゲームの準備》の4.からスタートします。
勝利点の合計が最下位のプレイヤーがリーダーになるのではないことに注意してください。


・最終順位決定
プレイヤー人数分のゲームをプレイし、得点計算が最後まで終わった後、最終的な順位の決定をします。
これまでに獲得した『勝利点』の合計が最も多いプレイヤーが勝利します。
最も多い勝利点を獲得したプレイヤーが複数いた場合、任意のダイスをそれぞれが自分で選び、振ります。
出目が大きい方が最終的な勝利者です。
出目が同数だった場合、より面数が少ないダイスを振った方が勝利します。
面数も同じだったら何回か振っていればそのうち決着がつくのでしばらく盛り上がっててください。



☆得点計算ヴァリアント
メモ帳などを用意していただき、得点計算時に『順位に応じた勝利点』ではなく、『各自のダイスの出目合計』にします。
点数が沈んだ場合、捲るのがやや難しくなりますが、より戦略的運ゲーを楽しむことができます。